あなたはロクロという料理を知っていますか?
なんでもアルゼンチンの北部やボリビア、ペルーなんかでも食べられる郷土料理だそうで、去年の年末に行ったアルゼンチン北部のサルタ地方でもよく食べられるいわばシチューのようなものらしい。
そのサルタで食べたかったんだけど、サルタの友人に「この時期(アルゼンチンの12月、1月は夏)に食べるものじゃない!」と食べさせてくれなかったのです。。
このロクロという料理はアルゼンチンの独立記念日や革命記念日などの祝日に食べるという慣わしがあるらしい。
5月の半ばに義両親とセントロを歩いているとロクロのメニューを大々的に掲げるお店があった。
5月25日の独立記念日前の週末だったからかな?
入ってランチすることにしました。
お店の名前は”La Posta de los Tucu" ラポスタデロストゥク
アルゼンチン北部にあるトゥクマン地方のお料理を出すレストランのようです。
トゥルチャ(ニジマス)のソテー。
メンドーサで義両親がニジマスを食べて美味しかったという話を聞いて、すごく食べたかったので頼んでみました。
メンドーサのニジマスについては→アルゼンチン観光・メンドーサでエスタンシア体験!の過去記事にありますー。
サーモンのソテーも頼んでみました。
こちらに来てレストランでお魚を頼んだのはこれが初めて!
なぜならめっちゃ値段が高いから!
これも1皿250ペソ(1300円)くらい。
アルゼンチンの平均給与が10万円くらいなのに、これ1皿で1300円ってすごくないですか?
日本で1300円出したらサラダ・コーヒー(下手したらデザート付きかも)付きのランチセットが食べれちゃうじゃないですか。
それくらいアルゼンチンで魚料理は高価なのです。
もちろん美味しかったです!お腹いっぱいにはならんけど!
あと、子供用に鶏のソテーも頼みましたが、子供たちは意外とサーモンを気に入ってパクパク食べてました。
鶏も魚も塩は自分でふる感じなのか、とても薄味でした。
そしてお待ちかねのロクロ!
これがめちゃくちゃ美味しかった!
わたし、これだけでいいわー、ってくらい美味しかった!
アルゼンチンにはめずらしく、ちょっとピリ辛で、といってもわたし辛いの苦手なんでそのわたしが美味しいっていうくらいなので大した辛さではないのですが、まぁとにかく美味しかったです。
写真の白くて丸い粒は白トウモロコシで、黄色いトウモロコシのようなプチっとした歯ごたえではなくやわっとしていて不思議な食感でした。
あとカルネ(牛肉)のエンパナーダもいくつか頼みましたが、ジャガイモ入りのサルタ風なエンパナーダでこれも美味しかったです。
後日、気をよくして5月25日の独立記念日に家の近所のデリバリーのエンパナーダ屋さんでロクロのメニューがあったので頼んでみました。
LA CASITA ラカシータというこれまたトゥクマン地方のエンパナーダのお店。
ここのエンパナーダ、美味しくて好きなんです。
めずらしいキノアのエンパナーダがあるのでわたしはいつもそれを頼みます。
。。が今日はロクロ!
じゃーん、こんな感じで薄く焼いたトルティーシャも付いてきました。
うーん、美味しそう!
さっそく、実食!!
・・・??なんだろう、なんか違う、この前食べたレストランのやつとは。
これ、お肉が内臓系じゃね?
ぶにゃぶにゃしたやつ入ってる。。
わたし内臓系苦手なんですわ。。
そして豆が白いんげん豆でまずい。
ごめんなさい。完食できませんでした!!(残りは主人が完食いたしました)
そういえば。。と主人が友人に教えてもらったロクロのレシピがあるというので見てみると、そこにはやっぱり内臓やら骨やら足やら書いてある。。
もともとこの料理は貧しい人たちが家にある材料を煮込んで作るものだったそうです。
レストランで食べたやつはきっと食べやすい材料で作ったものだったんかな、だって普通のお肉だったし、生臭くなかったから。。
もし、またあの内臓系のロクロだったら食べれない、と思うとこわくてロクロを注文できなくなってしまった。
ぜひともここのロクロは美味しいよ!って情報をいただけると嬉しいです!