週末ともなれば多くの人々が訪れる活気あふれるアグリコラ市場。
1913年に創業し、築100年以上の歴史ある建物は1999年に国立歴史記念碑として宣言されました。
当初は名前のとおり、青果をあつかう卸売市場だったのですが年月とともに廃れていき、廃墟寸前にまでなったところをモンテビデオ市が多額の予算をかけて2013年に再復興させ、現在にいたります。
20年ほど前にウルグアイに滞在していた主人は当時のこのあたりの廃れぐあいを知っているので、こんなに市場がキレイになってたくさんの人で賑わっていることに驚いていました。
ホームステイ先のお母さんから、「お願いだからぜったいにあの辺りへは1人でいかないで」と言われたこともあるそうです。
今では観光客も多く訪れる場所となっており、そんな雰囲気はみじんも感じられません。
モンテビデオ市、がんばったじゃん!って感じです。
中に入ると目をひくのが、八百屋さん!
アルゼンチンでもウルグアイでも日本と違って、ほとんどが量り売りです。
自分で欲しいだけ袋に入れて、計りで重さを計ってお会計をします。
たまに1個いくらで売ってるものもあります。
秋ですねぇ、柿、売ってました。
この写真の値段書いてあるところに$26 c/uって書いてるでしょ?
これが1個売りって意味なんです。
1個、26ペソってこと。
まだ夏ですねぇ、スイカ売ってました。
めっちゃカワイイ小玉スイカ!
アグリコラの八百屋ってそこらの八百屋ではお目にかかれない野菜や果物が売っているのが魅力なんですよね。
アルゼンチンでもウルグアイでもスイカといえば楕円形で大きいんですけど、こんなカワイイ丸いスイカ初めて見ました。
Higo Chicoなんていう、ちっちゃいイチジク売ってました。
これはキロ売り、1kg79ペソです。
お魚屋さん。
アルゼンチンでもウルグアイでもあんまり魚介類は食べないようで、なかなか新鮮なお魚が売っていません。
お肉の国ですから、お魚は超高級食材なんです。
生で食べようなんて人も少ないでしょうし、こればっかりは仕方がない。
しかし!このお店では生で食べれるサーモンが手に入ります。
お店の人に、生で食べたいんだ!ってことをアピールして、できるだけ新鮮なものをゆずってもらえるように交渉してみてください。
El Naranjo
このお店には、醤油やお味噌、お米や豆腐、海苔などのアジア食材が手に入ります。
ウルグアイのお土産も手に入る。
ウルグアイ土産にぴったりな革製品屋さん。
ウルグアイはアメジストの産地としても有名なんですよ。
アメジストもウルグアイのお土産候補のひとつです。
ウルグアイといえばやっぱりお肉ですね!
本格アサードが食べられるレストランもあります。
お店は満員、待っている人もいます。
お肉は高いなぁ、って人にはフードコートもあります。
ウルグアイ名物のChivitos チビートも食べられます。
チビートの定義としては薄めの牛ヒレ肉のステーキ、ベーコン、目玉焼き、チーズ、野菜、オリーブの実。
だいたいがハンバーガーのように丸いパンで挟んだものですが、フライドポテトに具をのせたChivito al Platoというメニューもあります。
パティではなく、牛肉を焼いたものを挟んでいるのでハンバーガーよりも食べ応えがあります。
Ta-Ta
比較的安売りなスーパーマーケットのTa-Taが入ってますので、お土産にウルグアイのお菓子やワイン、日用品を買っていくこともできます。
まとめ
こんな感じでなんでも売ってるアグリコラ市場は、年中無休(お休みもあるようなので各自で調べてくださいね)の庶民の台所。
週末はとくに込み合いますので、早い時間に行くことをオススメします。
近くに国会議事堂もありますので、歩いて移動も可能です。
ウルグアイの国会議事堂は、モンテビデオの建築史上最も重要な建物のひとつとされており、南米一美しい建築物とも称されています。
英語のガイド付きツアーもあるそうなので、ぜひ国会議事堂を見学したあとはこのアグリコラ市場へも寄ってみてくださいね。