先日、ブエノスアイレスマーケットに久々に行ってきました。
過去記事はこちら→ブエノスアイレスマーケットで美味しい週末を過ごそう!
今年の7月ごろからこのSin Taccシンタック(グルテンフリー)限定のブエノスアイレスマーケットが開催されるようになっています。
グルテンフリーのことはLibre de gluten(リブレデグルテン)と言いますが、アルゼンチンではSin Taccで浸透しています。
Sin Tacc(グルテンフリー)とは
麦類(小麦・大麦・ライ麦・オート麦など)に含まれるグルテンを含まない食品のこと。
グルテンには、腸内の悪玉菌を増やす作用があると言われており、摂り過ぎると消化不良、便秘、下痢、むくみなどの体調不良の原因になるとも考えられています。
また、グルテンの消化する分解酵素を持っていない人は、アレルギーで腸の病気や、腸で栄養の吸収が出来なくなるセリアック病という病気になることがあるため、グルテンフリーの食品が登場するようになりました。
アルゼンチンのグルテンフリー事情
アルゼンチンのスーパーを歩いていると、あらゆる食品にこのSin Taccの記載やマークがあることに気付きます。
小麦製品とか加工食品ならまだしも、インスタントコーヒーにもSin TACCマーク。
塩にもSin TACC。
マテのシェルバ(茶葉)にもSin Tacc!
いや、もう明らかに小麦入ってないに決まってるやん!ってものにもガンガン、Sin Taccの記載があります。
パンやパスタなど、小麦が主食の国ですから、それほどグルテンの問題は深刻なのだと思います。
わたしも最近、体調が良くないので小麦を避けるようにしているのですが、それは日本の食事がベースにあるからできることであって(それでも完全に抜くのは難しいですけれど)、この国の人たちが小麦なしの生活をするのはなかなか大変なことであることは想像ができます。
だからこういった、グルテンのない、でもそっくりに作られた、っぽい食品を集めたイベントにも需要があるのですね。
例えば、このグルテンフリーのチュロス。
見た目はチュロスにそっくりでも味は全く別物。
モチッとしてて、これはこれで美味しかったんですけど(原材料は何だろう?と気になるところです)、普通の小麦のチュロスを好きな人がこれで満足するのかなぁ?って疑問に思います。
でも小麦アレルギーの人やグルテンが気になる人にとっては、ちょっと味は違ってもチュロスっぽいものを食べたっていう満足感を得ることが大事なのかもしれません。
ハンバーガーやアイスクリームなどのフードトラックがたくさん!
これすべてグルテンフリーだなんて驚きです。
まとめ
わたしはあまりグルテンフリーには興味がない(っぽいものを食べるくらいなら食べない派)ですが、たまたま家の近くの公園で開催されていたので行ってみました。
けれど、いつものブエノスアイレスマーケットに出店してる店舗もあり、グルテンフリー食品に興味がなくても楽しめました。