先日、主人の友人(アルゼンチン人)とたまたま入ったカフェがなんとブエノスアイレスでいちばん古いHeladeriaエラデリア(アイスクリーム屋)のEl Vesutioエルベスティオでした。
コリエンテス通りで待ち合わせして、カフェでも入ろうかとなり、適当に入ったお店がブエノス最古のアイスクリーム屋とは。。!
実は最初、”え、ここ入るの?もっと広いオシャレなお店入ろうよ・・”って思ってました。
なんか地味だし、狭いお店だったんで・・
でも入って店内を見渡してみるとなんかすごく歴史がありそうなディスプレイの数々におもしろそうな匂いがプンプンしてきました。
El Vesuvioとは
1902年創業の115年の歴史を持つブエノスでいちばん古いHeladeria(アイスクリーム屋)。
Cocitore家がこの場所でアイスクリームを作ったのが始まり。
その後、年間を通じて運営するためにチョコレートやチュロスも販売するようになった。
なのでHeladeria-Chocolateria(エラデリアーチョコラテリア)と表記されている。
店内の様子
金曜日の夜8時ごろの様子。
店内は狭いですがほどよくお客さんも入っていて、居心地はいいです。
2階には小さいステージがあって、今日も演奏が聴けそうでしたが、夜9時半を過ぎても始まらなかったので私たちは聴くことなく店を後にしました。
週末の夜9時ごろからフォルクローレやタンゴの生演奏が聴けるようです。
無料のようですが、多めにチップを払いましょう。
その歴史の長さから、たくさんの著名人が通ったそうです。
最も有名なのはこちらのCarlos Gardelカルロス・ガルデル(タンゴ歌手)、Jorge Luis Borgesホルヘ・ルイス・ボルヘス(小説家)など。
この人形はたぶんカルロス・ガルデルなんやろな。。ちょっと怖いよぉ。
おー、ディエゴ・マラドーナも来てるね!
アイスのメニュー。
アルゼンチンではアイスクリームのことをHelado(エラード)と言います。
ジェラートのことですね。
ちょっとやわらかいこのアルゼンチンのエラードはどこで食べても美味しいです!
あぁ、せっかくだから食べれば良かったなぁ。
そんな有名なお店とは知らなかったので、肌寒かったしアイスは食べなかったのです。。
(激しく後悔中!)
頼んだメニュー
Cafe cortado(アメリカンコーヒー)を頼みました。
メニューにないんですけど、Cafe Americanoのことだろうか?
コーヒーもおまけのPalmeritasパルメリータ(源氏パイそっくりなお菓子)も普通に美味しかったですけどね。
やっぱりここはChocolateria(チョコレート屋)っていうんだから、ホットチョコレートにチュロスを浸して食べたかったです!
ちなみにアルゼンチンのチュロスはこんなの(左の黒いやつ)。
これはチョコレートコーティングですがコーティングしていないのもあります。
わたしの中でのチュロスってもっと長いイメージなんですが、アルゼンチンではこういう15cmくらいのチュロスしか見かけません。
だいたい中にドゥルセデレチェというミルクジャムが入っていて、それがわたしは好きではないのであまり食べないです。
お店の外観
ね?地味でしょ?
普通の喫茶店って感じ。
ここによく入ったなぁ、と逆に関心します(笑)
El Vesubioの場所
Av. Corrientes 1181
オベリスコのすぐ近くにあります。
観光がてら行ってみてはいかがでしょうか。
おまけ
コリエンテス通りから見えたオベリスコ。
夜、出歩くことがあまりないので昼間とは違う、ライトアップされたオベリスコの美しさにうっとり。
メキシコの地震の追悼でいつもと違う色でライトアップされていました。