来週、日本から主人のご両親がブエノスアイレスに来るので、いろんな観光プランを考えています。
そのうちのひとつ、ブエノスアイレスで最も古く、最も有名なカフェであるカフェトルトーニで夜にタンゴ鑑賞ができるというのでこれは一石二鳥だな、ということで早速、下見がてら友人のエリといっしょにお茶をしに行ってきました。
ネットで入店するのに並んでいることがあると書いていたので覚悟はしていましたが、今日は金曜のお昼1時、10分も待たずに入店することが出来ました。
店内にはたくさんの絵画や写真が飾られていて、豪華できらびやかな装飾が素晴らしかったです。
このカフェでおすすめなのがChurros con chocolateチュロスコンチョコラーテ(ホットチョコレートとチュロス)というメニューだと、これまたネットで知った情報をエリに聞いてみると「うーん、昔はね。。」みたいな返答。
エリいわく、昔は美味しかったんだけど今はイマイチらしいので普通にCafe con lecheカフェコンレチェ(カフェオレ)とTostadoトスタード(チーズとハムのホットサンド)を頼みました。
確かに広々とした店内にいるお客さんのほとんどが観光客と見受けられます。
みな、この店の雰囲気を楽しみに来ているので味は重要ではなくなってしまったのかもしれません。
ブエノスの街のカフェではあまり見かけない(ような気がする)アジア系のグループが目立つのも印象的でした。
隣のテーブルのアジア系のグループに話しかけられたのでどこから来たのか聞いてみるとカリフォルニアだそう。
中国系のアメリカ人なんかなぁ?
さて、目的のタンゴショーなんですが、これもまたエリいわく、ここのショーはおすすめしないそう。
ここでショー代25ドル(2018年5月現在)と食事代を払うなら他の本格的なタンゴショーの方がいいと言うので、今回は見送ることにしました。
主人のご両親も特にタンゴに興味があるわけではなかったのでタンゴショー自体をプランから見送ったのですが、特別タンゴが好きではないけれど、ちょこっとタンゴが見れればいいという方にはこのトルトーニのタンゴショーはいいと思います。
特に時間が午後8時から1時間くらいと早めの時間でサクッと終わるのがポイント高し!です。
本格的な食事付きのタンゴショーもいいんですが、だいたい夜10時スタートとかでショーが2時間だと帰りが遅くなっちゃうのが日本人の時間の感覚的にどうかなー、ってなるとこなんですよね。
そんなこんななカフェトルトーニですが、さすが1858年創業の老舗カフェだけあって、たくさんの見どころがあって楽しかったです。
天井のステンドグラスとか。
店の奥には3つの個室があって、自由に見学することができます。
そのうちのひとつには著名人の銅像があり。
真ん中がタンゴ好きなら知らない者はいないと言われるタンゴ歌手のカルロス・ガルデル。
左は作家のホルヘ・ルイス・ボルヘス。
右の女性は樹木 希林アルフォンシーナ・ストルニという有名な作家だそうです。
真ん中のお部屋はその昔、Peluqueriaペルケリア(散髪屋)だったそうで、その調度品が残されています。
カフェに散髪屋が併設されていたなんて、なんとも信じがたく違和感がありますね。
最後のひとつがこのSalon Alfonsinaサロンアルフォンシーナと書かれた部屋。
奥に少し高くなった舞台とピアノがあるので、ここで何かショーが開催されるのでしょうか。
この他に地下にも小部屋があり、そこで前述のタンゴショーが開催されるようです。
ホットチョコレートとチュロスはおすすめではないけれど、エリのこのお店のいちばんのおすすめはSidraシードラ(シードル)で、なんとここでは生ビールならぬ生シードルが飲めるんだそう!
めっちゃ美味しそう。。!
いつか夜に来ることがあれば飲んでみようと思います。
入り口近くのカウンターではお土産も売っていました。
マグカップやマテセット、なんとワインまで!
1997年にヒラリー・クリントンが来店したそうで、そのときの写真が飾られていました。
1997年。。!
20年前~!!
こんな感じで見どころたくさんのカフェトルトーニ、ブエノスアイレスにお越しの際はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。