Amazonプライムビデオで”吾輩は主婦である”を見て以来、夏目漱石がどんな人だったのか俄然、興味がわいてきた。
しかし、明治時代の人物なのでネットで調べても性格やエピソードはあまりヒットせず、釈然としない。
もっと面白エピソードやいい話があるのかと期待していたので残念である。
それならばと、ドラマ”吾輩は主婦である”とも関連のある、漱石の著書”こころ”を読んでみることにした。
ネットで探すと本文が載っているサイトを見つけた。
なんとも便利な時代である。
さっそく読んでみた。
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ストーリー
上中下で構成されている。
上は主人公と先生との出会いが描かれており、中では主人公と両親について、そして下は先生が主人公に宛てた遺書となっている。
感想
なんとも中途半端な作品である。
先生に惹かれる主人公の気持ちはこれっぽっちも共感できないし、先生のKに対する仕打ちは目も当てられない。
先生は性格が悪すぎる。自分のことしか考えていない器の小さい男だ。
お金の心配はないとは言え、子供もできず隠し事されて不審に思いながら暮らす奥さんはたまったもんじゃない。
最後は遺書で終わるが、その後、遺書を読んで主人公はどうするのか?主人公の父親はどうなったのか?就職は?などなど放ったらかし。
こんだけの長い文章が書けるのはすごし、最後に遺書で終わるという構成は斬新だとは思うが、人に面白かったから読んでみて!と薦められる作品ではなかった。
気になる方はコチラへ→こころ 夏目漱石