毎年、パスクァの1ヶ月前くらいから町中のいたるところで、たまご型やウサギ型のチョコレートが並び出します。
あと、クリスマスリースのような形のリング型のパンもよく見かけます。
いったいパスクァとは何なのか?気になったんで調べてみました。
セマナサンタとは?パスクァとは?
アルゼンチンは今日からセマナサンタの4連休。
サンタとはサンタさんのことではなく、聖(セイント)のことで、セマナ(semana)とはスペイン語で週の意味です。
パスクァ(pascua)とは英語でいうイースターのことで、キリストの復活を祝う復活祭のことです。
つまり今週は、キリストの復活を祝う聖なる週なのです。
ちなみにチリにあるイースター島もスペイン語ではパスクァ島(Isla de Pascua)と言うんですよ~。
パスクァの日は毎年違う
去年はたまご型のチョコを買って写真をとったなぁ、と思って見てみると日付が3月の末になっていました。
不思議に思って調べてみると、なんとパスクァの日は毎年変わるんだそう。
パスクァの日付の決め方は、
春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日となっています。
なので去年は3月27日でしたが、今年は4月16日となります。
たまごとうさぎのチョコが並ぶのはなぜ?
たまごは復活を象徴し、うさぎは多産なことから生命の象徴とされており、キリストの復活と関連付けられているようです。
昔はゆで卵のからに色を付けたイースターエッグを飾っていたそうですが、技術の発達によりたまご型のチョコレートが作られるようになり、今ではそれらが主流となっています。
チョコレート産業の仕掛けとわかっているのに、ついつい乗せられて買っちゃうんですよね~。
ほら、だってこんなかわいいエッグチョコが並ぶんですもの!
これはブエノスアイレスのサッカーチームのエッグチョコ!
お土産にも喜ばれそう!
パスクァの日は何をするの?
教会へ行くことはもちろん家族で集まりごちそうを食べ、キリストの復活を祝います。
ちなみにサンタセマーナの木曜日、金曜日、土曜日は肉を食べてはいけないそうです。
じゃあ、何を食べるのかというと魚です。
なのでサンタセマーナにはお寿司がよく売れるそうです。
キリスト教徒にとって、パスクァはクリスマスよりも重要な日!
私にとって、ただの4連休であるセマナサンタもこの国の人たちにとっては深い意味のある重要な祝日なのですね。
私はキリスト教ではありませんが、家族で過ごし、命があることに感謝して今年のパスクァを過ごしたいと思います。