アルゼンチンに来てからというもの衣類を気軽に買うことがなくなりました。
なぜかと言うと、収入のわりに物の値段が高いため買えないからです。
さらに値段が高いわりに品質が悪いため、買う気にもなれないのです。
アルゼンチンに引越してきてからかれこれ2年半。持ってきた衣類もそろそろ弱ってきています。
どうしたもんかな~、と思っていたとき、ネットで見つけたのがダーニングという衣類の修復方法でした。
ダーニングとは
「ダーニング」とは英語で繕いもののこと。
経糸に緯糸を通していって繕いものをする手法で洋の東西を問わず昔から使われてきました。
衣類や靴下の穴を修繕するといったこのような技術は、物資が乏しい時代にはなくてはならないものでした。
ダーニングマッシュルームというキノコの形をした木で出来た道具を使って行います。
ダーニングに必要な道具
太めの糸、もしくは刺繍糸か細めの毛糸
電球
針
糸はカラフルなものを使うととても可愛く仕上がります!
針は糸にあったもの。刺繍針やあみ物のとじ針など。
正式にはダーニングマッシュルームを使用しますが、丸いもので代用できます。
私は電球で代用していますが問題なしです!
ダーニングのやり方
穴より少し大き目に たて糸を張っていきます。
次に横糸をたて糸に交互に通していきます。この作業を繰り返します。
糸はたま止めせず、最後に裏側に引っ張り出し、糸を絡めるようにして終える。
横糸を通すたびに織物のように詰めると仕上がりが良くなります。
いちばん最初に繕ったもの。
広い範囲でもちょっとづつ繋ぎながらできるようになりました。
穴は開いてないけど、生地が薄くなってるようなところは半返し縫いで補強してあげましょう。
まとめ
↓きっかけはこちらの記事を見たことでした。↓
ソックスに穴が開くたびに直し続けたら、もうやめられなくなって、こういうことになりました。
すごく可愛くて、衝撃でした。
ものが豊かになった現代ではこのような技術は必要ではなくなりましたが、着心地がよくて着続けているような衣類の穴やシミに、好きな色の糸でダーニングを施してみてはいかがでしょうか。
私は必要にかられてやりだしましたが、慣れずにガタガタでも、それなりに可愛らしく味のある仕上がりになり、さらに衣類に愛着がわいてきました。
子供がいるとすぐにひざの部分などに穴を開けてしまいますよね。
家にいるとなかなかやる時間がないのですが、私は子供を公園に連れて行ったときにベンチに座ってちくちく縫っています。
めんどくさそうに思いますが、やりだすと集中して無になってつい何10分と入り込んでしまいます。
子供が公園で遊んでる間、待つのが苦ではなくなりました笑
暇つぶしに最適~
皆さんもぜひお試しくださいね!