巷では伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカリストのフレディ・
ここアルゼンチンでは、クアルテッドの伝説的歌手、エルポトロことロドリゴ・ブエノの伝記映画『El Potroエルポトロ』が同時期に上映されていました。
このロドリゴはアルゼンチンのコルドバ地方でしか聴かれていなかったクアルテッドというジャンルを全国に広めて空前のクアルテッドブームを巻き起こした伝説の人物なんです。
主人が約20年前にアルゼンチンにいたときにちょうどそのブームの真っただ中で、そして2000年に交通事故で突然亡くなってしまい、その時はTVをつけるとそのニュースばかりが1日中流れていて、国民の絶望感がすごかったそうです。
以前にコルドバに行ったときに、主人がこのロドリゴの銅像を見つけて「ロドリゴやっ!!」って興奮してたんですけど、そんな有名人とはつゆ知らず、プロレスラーか何かの格闘家にしか見えなかった銅像はこちら。
この銅像について書いたコルドバ観光の記事も読んでね→アルゼンチンのコルドバの市内観光してきた
うん、うん、いま見たらロドリゴに見えるよ!
でも何でこのポーズなん。
なんか猪木っぽいやん?
歌手ならマイク持たせたってや。
さて、その映画『El Potro エルポトロ』を観た感想なんですが。。
それがもうがっかり!!
ただただロドリゴの女グセの悪さを強調して描き、家族を省みずドラッグ、酒におぼれて最後には交通事故で死んでったって男の話。
感動も何もありゃしない。
よく家族がこんな映画作るの許したなぁ。。って思っただけ。
ボヘミアン・ラプソディ観てないねんけど、めっちゃヒットしてるやん。
雲泥の差やわ。
これ見てロドリゴ好きになる人おらんで、絶対。
悪意に満ちてるなぁ。
映画見たあとネットで調べたら、ロドリゴ、売れてから毎日のように全国ツアーで、一日に何回もライブしたりしてハードスケジュールやったらしいねんけど、そんなん殺人的やしストレスすごかったやろうなって、思うんやけどそういうのあんまり描かれてないねんな。
これたぶん放ったらかしにしてた奥さん目線で描かれてるんやわ。
ロドリゴ死後、養育費とかももらってなかったらしいし、ロドリゴのお母さんが奥さんと孫を受け入れなかったみたいやし。
いやしかし、こんなに期待を裏切られた映画も久しぶり!
良かったのはロドリゴを演じた俳優さんが本物そっくりだったこと。
というのももともとロドリゴのファンで真似して、似てるって有名だった人で、この映画の主役に抜擢されたらしい。
堂々と演じてて、素人とは思えない素晴らしい演技だった!
それくらいしか褒めるところがない。。
ちなみにこのロドリゴの弟が彼の死後、クアルテッドの歌手として現在も活躍しています。
Ulises Bueno ウリセス・ブエノ
私の大好きな歌手です。