南半球に位置するアルゼンチンではクリスマスは真夏です。
こちらに来てから4年、いまだにこの真夏のクリスマスにはすっごく違和感があります。
クリスマスには雪が似合うし、オーブンで焼いた鶏モモ肉が食べたいのです。
でも長袖のおなじみの衣装を着たサンタさんは、ここではとっても暑苦しいし、真夏のオーブン料理は地獄です。
こちらではガスオーブンが主流でどこの家庭もこの時期にオーブンを使うとキッチンはサウナ状態!!
そんなブエノスで、今年は23日にアルゼンチン人とコロンビア人夫婦の友達の家にお泊りさせてもらいまいした。
コロンビア人の奥さんは熱心なカトリック信者で、お家には大きなクリスマスツリーとその手前のテーブルにはキリストの誕生の夜を再現したミニチュアが並べられていました。
これ、日本ではあんまり見ない(わたしにキリスト教信者のお友達がいなかったからですけど)ですけど、こちらではこの時期に訪れた友人の家にはだいたい飾ってるし、よく町中でも売ってるのでちらほら目にします
そういえば、去年、コルドバで子供たちとたまたまTVで見た映画がこのキリスト誕生のストーリーで、けっこう面白かったです。
『THE STAR』スペイン語タイトルは『LA ESTRELLA DE BELÉN』
スペイン語で見てて、ふつうのアニメやと思ってたら、もしやこれはキリストを身ごもったマリア様なのでは。。?とさすがに途中で気付きました。
だからこのテーブルのミニチュアもはいはい、あのアニメに出てくる動物やなってわかってちょっとおもしろい。
24日の朝に友人が、このミニチュアにキリストの生まれた家畜小屋がないから、今から作るというので小屋作りを手伝わされ。。お手伝いしました。
昨日行った公園で拾った小枝とヤシの葉っぱ。
このために拾ってたんか。。
わたしがハサミで枝を切り、彼女がミシン糸で枝を重ねていく。
こんなんよく作るのかと思ってたら、初めて作るらしく、その手つきはとってもぎこちない。
ほんまに小屋なんかちゃんとできるのかな。。って半信半疑でお手伝いしてたら最終的にすっごいそれっぽい小屋が完成しててびっくり!!
友人は今日中に作らないとマリアが困るの、と言いながら一生懸命つくってて、無事に完成してよかった!
こういうキリスト教を熱心に信仰している人を目の当たりにするとクリスマスが恋人の日だとかゆって浮かれてる日本ってなんか変やなぁって思うようになりました。
アルゼンチンではクリスマスはみな24日の15時くらい、遅くても18時には仕事を切りあげて家に帰ります。
24日と25日は家族・親戚が大勢集まる日だからです。
日本のお正月みたいですね。
決して恋人と過ごす日ではなく、家族と過ごす日なのですね。
恋人がいる場合はどちらかの家でいっしょに過ごします。
そしてほとんどのお店が閉まって、町にはだれもいなくなる!
ほんとにびっくりするくらい24日の夜と25日は町ががらーんとしていて、静か。。
スーパーも閉まっちゃうから23日か24日の15時までには買い忘れのないようにしとかないと買物難民になってしまいますのでお気をつけて!